静寂のなかに広がる
無限の世界。
軽井沢の自然に溶け込む美術館で、
世界が称賛する日本画家・千住博の作品とともに
心を癒す旅へ。
軽井沢の自然に溶け込む美術館で、
世界が称賛する日本画家・千住博の作品とともに
心を癒す旅へ。
待望の新作「御厨人窟(みくろど)」は
高知県室戸市にある御厨人窟を描いた作品です。
ここは1,200 年前、空海が青年時代に悟りを開いた場所とされており、「海と空」(2017年)はそこから望む風景を描いた作品です。
最新作と対になる「海と空」、
そして千住博が繰り返し描いてきた
滝・崖・森をモチーフとした作品とともに、
壮大な歴史絵巻と創世と相生の世界観を紡ぐ
本展をぜひご覧ください。
千住博の主要モチーフのひとつである森。
主題 としての森と、その森を取り囲む形の湖が描かれており、五行説の相生(そうじょう)でいうところの、水によって樹が養われる様が表現されています。
千住博の代表的モチーフとも言われる滝。
おそらく落水の下には、不可視ではあるものの崖の存在が窺えます。五行説では、木は水によって養われ、土は水を堰き止める。しかし水の勢いが強ければ水が土に打ち克つ、と読みとれるかもしれません。
「崖」の制作は、和紙を揉む「揉み紙」という手法によります。手で揉んだ和紙の上に、岩絵具を垂らし、紙を水に浸して平らに伸ばすと、紙の凹凸の揉み目に絵具が堆積し岩のような表情が生まれ、崖の作品になります。
御厨人窟とは、平安時代に入唐前の若い空海が修行をした場として伝わる、荒々しい崖の下部に空いた海食洞(かいしょくどう)のことです。新作「御厨人窟」は、崖の下部に描かれた洞窟はまるで強調されておらず、この絵画の実際の主題は崖と樹木、そして満天の星として見ることもできます。
千住博は、絵巻物を現代的なかたちで再現できないかと考え続け、イマジネーションを育む絵本となる作品「星のふる夜に」を描きました。鹿という自然を隠喩した主人公が行き交う中で、現代社会へのノスタルジーと落胆、そして自然=宇宙への回帰が描かれています。
日本画家。1958年東京都生まれ。
東京藝術大学美術学部絵画科日本画専行卒業。
同大学院後期博士課程単位取得満期退学。
1995年にヴェネツィア・ビエンナーレ絵画部門で東洋人初の名誉賞を受賞。
京都芸術大学教授を務めるほか、NYを拠点に制作活動を展開。駅や空想のアートディレクションを手掛けるなど自由な発想と表現で国内外から高い評価を受ける。
展覧会名 | ゴギョウセツ - 木火土金水- から見る千住芸術の姿 |
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会期 | 2025.3.1 - 12.25 |
会場 | 軽井沢千住博美術館 〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉815 |
開館時間 | 9:30〜17:00 *入館は16:30までとさせていただきます。 |
休館日 | 火曜休館 (但し、祝日の場合・GW・7〜9月は開館) |